Roger Dean(ロジャー・ディーン)制作「危機(Close To The EDGE)」。
満を持して登場。
ヒプノシス、キーフと並ぶ60、70年代を席巻した巨匠です。
彼の作風といえば、幻想的でファンタジックな惑星なイラストが多い中で黒と緑のグラデーションというこのアルバムはRoger Dean(ロジャー・ディーン)の作品の中でも異彩を放っていると思います。
プログレッシブロックは想像力をかきたてる音楽だと思いますが、ジャケットもしかり。この黒と緑のグラデーションのなかに様々な想像をさせてくれます。
インナーはどーんと見開きでいつものロジャーワールド前回のイラストが描かれ迫力満点。
ロジャー・ディーンはロゴ制作などもよくやっているのですが、のちのグラフィティアートにも通じるものがある気がします。
イラストもそうですが、ロゴも一目でロジャー・ディーンとわかるほど独自の世界観を世界中に浸透させたアーティストはなかなかいないのではないでしょうか。
そして特に、レコードサイズのジャケットだからこそ意味のあると感じさせてくれるアーティストです。