今回はショパンの生涯を音楽とトークでたどる中村紘子さんによるリサイタルのチラシデザインとなります。音楽評論家による解説も織り交ぜてながらショパンの生涯を楽曲とともに巡る内容のため、チラシを手にした人にもその特別な時間が伝わるようなデザインを心がけて作成しました。
演奏家とショパン、それぞれの存在が際立つデザインのイメージ
中村紘子さんのリサイタルであることはもちろんですがテーマとしてショパンの生涯をたどるということで、その二人が主人公として際立つようなイメージにしました。お互いのアーティスト写真がそれぞれ体の向きと視線が逆方向を向いていることを活かし、左右に配して背中合わせのような構図にすることでストーリー性を高めています。カラーも淡いピンクと淡いブルーという対極しつつ、白い部分も多めに設けて全体的な世界観にまとまりを持たせています。