なぜチラシをつくるのか?
告知のため、そして集客のため
長く音楽活動をされているとチラシを作ることが当たり前になってしまい、意外にチラシを作ることの根本的な目的があやふやになってしまっている方をお見かけします。「コンサート・演奏会とセットで作るもの」という感覚になり、本当の意味でのチラシの目的が少し薄れてしまっています。本来チラシやフライヤーはコンサートを開催することを「告知」し、足を運んでもらう「集客」のためのもののはずです。アーティスト写真を入れてコンサート名、日時、問い合わせ先だけを載せるだけでは見ている人に「足を運んで直に観てみたい」と思ってもらうのは難しいことです。では「告知」と「集客」のために何が必要になってくるのでしょうか。
多様化する情報媒体
SNS、スマートフォン、それでもやっぱりチラシ
今ではTwitterやFacebook、LineなどSNSで情報が飛び交っています。かくいう弊社コンサートチラシ・ラボもそのどちらもやっているのですが(笑)、そのあふれる情報の中で自分に必要な情報というのはなかなか届きづらい物です。しかしチラシやフライヤーという物は音楽ホールや楽器店、その他音楽に興味を持つ方が集まるところに配布されているのでおのずとその情報を必要としている方々に届く便利なツールです。とくにあまり最新のパソコンやスマホに慣れていない世代の方にとってはとても重要な情報媒体です。チラシを手に取るところから始まり、興味を持ってくれた人はHPを観て、更に深く知りたいと思ったらTwitterやFacebookまで観てくれる、という導線が一般的なのでまずは興味を持ってもらえるような素敵なチラシを作ることが重要です。
誰に向けたコンサートなのかを明確に
足を運んでもらいたい人を思い浮かべ、思い切ってターゲットを絞り込む
チラシ制作のヒアリングの中で一番多いご意見が「老若男女全ての世代に来てもらいたい」というものです。もちろんそれは理想として抱くのは当然ですが、老若男女全ての世代に届く物というのは存在しません。男女間でも異なる価値観を持ち、世代が異なれば直さら興味を持つ対象は変わってきます。あまり絞り込んだ企画にしてしまうと偏った宣伝にしかならないと思いがちですが、本当にその音楽を届けたい人に向けて届けたいメッセージを込めたチラシであれば、実は狙った以上に多くの人の胸に刺さる物です。まずはそのチラシを手にして笑顔になっている「誰か」を思い浮かべるとおのずと素敵なチラシが出来上がります。
自己満足で終わらせない、効果あるチラシの制作を
最初にも記載しましたが、毎回の習慣としてチラシをつくるのはよくありません。コンサートの都度、伝えたいメッセージや届けたい人、表現したいことなどは微妙にでも変わっているはずです。少しでも多くの人に音楽を届けるためにコンサートチラシ・ラボでは音楽家の方々と共にコンサートを作り上げるスタッフという気持ちでチラシを制作しております。