Martin Kvamme(マーティン・クバンメ)制作「MIT GAS」。
アメリカの奇才、Mike Patton(マイク・パットン)率いるTOMAHAWK(トマホーク)のこのアルバム。
パッと見はありがちなジャケかなと思いつつも、開けてビックリ!!観音開きの全面に金の箔押しで模様が!!
中世の様でもあり、宇宙っぽさも感じ、そしてなにより重厚感があります。
なんとも厳かで、CDジャケット自体がアート作品として成立しているかのような印象です。このアルバムは実際に手にしてもらうと、その迫力に圧倒されると思います。
このMartin Kvamme(マーティン・クバンメ)というデザイナー。
ノルウェー出身で、主にMike Patton(マイク・パットン)自身のレーベルIpecac Reecording(イペキャク レコーディング)の作品が多いようです。
Mike Patton(マイク・パットン)の作品に関しては他にもFANTOMAS(ファントマズ)なども手がけており、彼の作品を見て思うのは2000年代のジャケットの新しい表現方法です。アナログレコードでは出来なかったこと、90年代ではやられていなかった方法でCDジャケットの世界を探求しているのかなと思いました。ミュージシャンの持つ変態性とデザイなーの持つ変態性が凄まじい化学反応を起こしたジャケットではないでしょうか。